2021年の夏にヴィッセル神戸からスコティッシュ・プレミアシップのセルティックへと移籍した古橋亨梧。
初年度は怪我のために長期の離脱を余儀なくされ、リーグ戦で20試合12ゴール、カップ戦で4試合3ゴールという成績にとどまったものの、今季はすでに公式戦43試合で29ゴールを叩き込んできた。
リーグだけでもすでに23ゴールを記録しており、スコティッシュ・プレミアシップでは得点ランキング首位。2位のローレンス・シャンクランドに2点の差を付けている。
先日は最大のライバルであるグラスゴー・レンジャースを相手に2ゴールを決めて勝利に貢献するなど、ファンからも絶大な支持を受ける存在となった。
そして今回古橋亨梧に賛辞を送ったのは、2021年夏にアンジュ・ポステコグルー監督が就任するまでセルティックを率いていた前指揮官のニール・レノン。
かつて中村俊輔とも共に戦ったセルティックの元キャプテンであり、クラブのレジェンドでもある。
俊輔はかつてレノンのことを「ああいう嫌われ役というか手を抜いたプレーをするチームメイトを批判するキャプテンは、ある意味理想」と語っている。
そんな彼は、『PLZ Soccer』で以下のように語っていた。
ニール・レノン
「私は古橋亨梧のことが本当に好きなんだ。昨季のリーグカップ決勝戦を見に行ったとき、セルティックは一度リードされてしまったが、彼が素晴らしい2ゴールを決めて逆転したんだ。
それも全く違ったシュートだった。一つは左足でのもの。2つ目は右足でのロブショットだった。
古橋亨梧のすべてが奇麗だよ。
ポステコグルー監督にはあるときにテキストメッセージを送ったことがあるんだ。そして奇しくもバイヤーズ・ロード(グラスゴーの中心街)で会ったんだよ。
とても魅力的で、とても謙虚な男だとわかった。彼の様子を見ていればわかるよ。物静かな男だが、私は彼がビッグゲームでうまくいくよう願っているし、いつも私を見つけると挨拶に来てくれる。
今のセルティックを見るのはとても楽しいよ。彼らがやっているプレースタイルを目にするのはね」
2022年のリーグカップ決勝戦はハイバーニアンとの対戦であったが、51分にセルティックは失点を喫した。
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しかしその直後に古橋亨梧が同点ゴールを奪取し、さらにその20分後には美しいループシュートを決めて逆転。マン・オブ・ザ・マッチを獲得する活躍でセルティックを優勝に導いている。