──カフェについて伺います。お兄さんの高徳さんと一緒にカフェを作った詳細な経緯を教えてください。

兄ちゃんが神戸に住んでいて、「日本に僕の好きなカフェがない」というか、「作りたい」とずっと言っていて。「それだったら作ればいいんじゃない?」という話から始まりました。「でもやる人がいない、誰が動けるんだ」というところから、「じゃあ一緒にやろうぜ」という話になったと思います。

あとは彼自身、コーヒーがすごく好きなので、こだわった自分の好きなものを置ける場所をほしいという話だったので。それだったら「僕も協力するよ」ということで一緒にやろうとなりましたね。

──酒井さんは、元々飲食に興味があったと以前ヴィッセル神戸の公式YouTubeで仰っていました。きっかけなどはありましたか。

もともと料理が好きで人を喜ばせるのも好きなので、人に食べてもらって「美味しい」と言ってもらえたりするとすごく気持ちいいので。そういったことを職業にできたらいいのかなと思いつつ、いつか年をとったときに1人で小さい店をやれたらいいなと夢に思ったりしましたね。

──ご兄弟でカフェ経営は珍しいと思います。兄弟仲は相当いいのでは。

仲はいいですね。ドイツでずっと一緒にいたこともありますし、幼少期にそんなに関わりがなかったので大人になってから仲良くなったというのもあって。兄弟ってより本当に仲のいい友達のような感じで付き合えているのかな。

──2018年から1年程一緒に過ごしたということですね。その間2人で一緒の生活の中での仲の良いエピソードなどはありましたか。

それこそ休日にはカフェに一緒に行ったりだとか、コーヒー屋さん巡りしたりだとか。ドイツではサッカーがテレビですごく流れているので、世界中のサッカーを見ながらこういったプレーがこうだよね、こういうのが日本っぽくないよね、こういうのが海外っぽいねって話をよくしていました。お互いの試合を見ながらこのプレーがこうだよねって話もしていましたね。