2019年に試合中のピッチへと乱入してジャック・グリリッシュを殴ったサッカーファンが死去したとのこと。
事件は2019年3月に行われたバーミンガム・シティ対アストン・ヴィラの試合中に起こったもの。
バーミンガム・シティの本拠地セント・アンドリュース・スタジアムのピッチにファンが乱入し、当時のアストン・ヴィラ主将だったジャック・グリリッシュを殴りつけたのだ。
もちろん警備員によってすぐに乱入者は確保され、その後4週間に渡って投獄されたほか、10年間のサッカー観戦禁止令を受けていた。さらにその後、その禁止命令を破って観戦に訪れたという罪で再び逮捕され、長期間の投獄を経験している。
その人物はポール・ミッチェルというバーミンガム・シティの熱狂的なサポーターの男性であったのだが、なんとその彼が32歳で命を落としたとのこと。
ポール・ミッチェルは先日突如自宅で息を引き取っているところが発見され、周囲の人々は悲しみに暮れているそうだ。『The SUN』によれば、友人たちは「彼は素晴らしい若者だった」と話しているという。
また母親のデヴィー・ドリューは「わたしたちの家族は、彼のことをとても愛していました」とコメントしたそう。
そして従兄弟であるルーシー・ミッチェルは『The SUN』のインタビューに対して以下のように話したそうだ。
ルーシー・ミッチェル
「彼は何があっても常に笑顔でした。とても優しい心の持ち主でした。悲しいことに、彼は多くの人々に惜しまれるでしょう。
とても人気がある人物でした。彼がいなくなったら、その代わりになるような存在はいません」
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なお、刑務所から釈放された際にポール・ミッチェルは「ここで過ごした時間は人生で最高のものだった。家族と離れるのは辛かったが、全てが良かったよ」と語っていたそうだ。
彼は自宅で息を引き取ったということで、愛する家族や3人の子供とともに生活した場所で最後を迎えることができたようだ。