アリゴ・サッキ

指導したクラブ:パルマ、ミラン、イタリア代表など

「ゾーンプレス」の概念を作り上げたイタリアの歴史上最高クラスの名将アリゴ・サッキ。サッリ氏も心の師と仰ぐ彼も、実はプロ選手としてのキャリアを持っていない。

靴のセールスマンとして働きながらコーチングを学び、フィオレンティーナのユースでの指導が注目されて当時3部のパルマで監督に就任。下部リーグのクラブでありながらカップ戦で上位に入るなど結果を残し、その後ミランとイタリア代表を指揮している。

世界の名監督の一人であるが、彼自身は「とにかく自分より年上の選手の扱いに苦労した」と話す。一方、メディアに経験の無さを指摘されたときには「良い騎手になるために、良い馬であった必要があるなんて知らなかったよ」とユーモア溢れる回答をしている。