フアン・マヌエル・リージョ
指導したクラブ:レアル・ソシエダ、ヴィッセル神戸など
ジョゼップ・グアルディオラ監督が師匠と仰ぐ、プロが憧れるプロ監督フアンマ・リージョ。指導者を志したのは15歳という生粋のコーチで、16歳から仕事を始めている。
1990年代初頭にはのちに世界を席巻する4-2-3-1システムを考案し、歴史上最年少でスペインの最高コーチングライセンスを取得。そして数多くのクラブで指揮を執り、結果こそ残せずともロマン溢れる戦術で同業者の称賛を得た。
2005年から率いたドラドス・シナロアでは指導者を目指していたジョゼップ・グアルディオラを選手として獲得し、そのコーチングの技術を叩き込んだという。
ラルフ・ラングニック
指導したクラブ:シュトゥットガルト、シャルケ、ホッフェンハイム、RBライプツィヒ、マンチェスター・ユナイテッドなど
「プロフェッサー」の愛称を持つサッカー教授ラルフ・ラングニック。選手時代はシュトゥットガルトの下部組織に所属し、それからアマチュアでプレー。一時はイギリスのサセックス大学で学びながら、ノンリーグを戦っていたこともある。
1998年にドイツのテレビで自身の戦術を解説した際につけられた「教授」はもともと皮肉的なものであったが、それから様々なクラブで実績を残すに従って彼の能力を称賛するものになっていったという。
2012年にはレッドブルグループのスポーツディレクターとなり、世界中にその哲学を広げていった。ユルゲン・クロップやトーマス・トゥヘル、ラルフ・ハーゼンヒュットル、ユリアン・ナーゲルスマンらのベースとなっている「ゲーゲンプレス」はもともとラングニックが発祥であるとも。