日本代表のキャプテンとしてワールドカップを闘い終えた吉田麻也。彼はTOKYOFMをキーステーションに放送中の「吉田麻也のチャレンジ&カバー」というラジオ番組を持っている。
ただ、大会直後ということで、仲良しの宮市亮が代役でパーソナリティを担当。この日は「今まで対戦した選手で、いちばん嫌だったのは誰ですか」というリスナーから質問に答えた。
「プレミアリーグ時代にチェルシーにイヴァノヴィッチという選手がいたんですけど。
サッカー好きな方はご存知だと思うんですけど、彼は本当に90分間ずっと動いてまして、本当に対峙して嫌だったっていう、終始疲れた記憶があるんですけど。
一回だけ、そのイヴァノヴィッチをブチ抜いたんですよ、その試合で。
その試合のそのシーンは10年経ちましたけど、今でも忘れられないですね。対戦して嫌だった相手は、イヴァノヴィッチだったなぁと10年経っても思いますね。
あと、オランダ時代は、自分も同級生で同世代であるステファン・デフライっていう(現在は)インテルに所属しているディフェンダーですね。
彼はフェイエノールト時代のチームメイトだったんですけど、本当に嫌らしいディフェンダーでした。
あとは、吉田選手。対戦することはなかったんですけど、日本代表時代に一緒に練習をしたり、麻也選手が名古屋グランパス時代に一緒にプレーをしたりしたんですが、本当に本当に嫌らしいです…。
まずは、サイズがあるじゃないですか。誰が見ても分かる189cmの長身。これはDFにとっては、大きな武器ですよね。
それに加えて、体の強さ。年々、麻也くんに会うたびに大きくなっているんじゃないかっていう体ですね。
DFとしてサイズ感っていうのは、圧倒的に威圧を与えますので、ピッチにいると『このDF、嫌らしいな…強そうだな』っていう、まずは見た目。
そして、麻也くんは、何と言っても技術がある。あのサイズがありながらも、技術があるDFなので、相手からしたら嫌だなぁっていう思いと、チームメイトにしたら安心だなっていう。
センターバックは安心感を与えてくれる選手がすごく大事だと思うので、吉田選手の嫌なところでもあり、チームメイトになれば、本当にいいところでもあり、という感じですかね。
僕が対峙して楽だなぁと思う選手は、技術的なところになりますけど、距離を空けてくるDFですね。
逆に体をガンガンぶつけてくる、審判の見えないところで嫌らしいことをしてくるっていう相手は嫌なので。なので、ダーティーさも必要なんじゃないですかね」
宮市が嫌だった選手として真っ先に名指ししたのが、元セルビア代表DFブラニスラフ・イヴァノヴィッチ。
185cm90kgという巨漢ながら身体能力やカバーリング、足元を備えており、右サイドバックとセンターバックでプレーした。
ボルトン時代の宮市はそんなイヴァノヴィッチをスピードでブチ抜いており、今でも記憶に残っているようだ。
2人目はフェイエ時代のチームメイトであるオランダ人DFデフライ。宮市と同じ30歳で、10代の頃からスマートな守備が高く評価されていた。
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そして、最後は吉田麻也。若干リップサービスもあるように思えるが、サイズと技術を兼ね備えており、味方にすれば実に頼もしい存在と感じているようだ。