ハーフスペース
(ドイツ語でハルブラウム Halbraum、またはハルブフェアタイディガーHalbVerteidiger)
ジョゼップ・グアルディオラ監督がバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティと指揮する中で、これまで何となく意識されてきた多くのサッカー用語が「言語化」された。
その代名詞が5レーンと呼ばれるもので、ピッチを縦に5分割する考え方があげられる。5分割するので、例えばDFラインに4人いるとして4つのスペースを埋めるだけでは1つ空きスペースができる計算になる。
この時の第2レーン、第4レーンを英語で「ハーフスペース」、ドイツ語で「ハルブラウム」と呼ぶ。
サッカー界ではかつて3レーン(中央と左右のアウトサイド)で分けられていたが、中央は得点の確率が高いため守備に関する意識が高く得点もとりづらい、またアウトサイドは守備が行き届かないところであるがゴールからは遠い、という課題があった。そこでその中間を意識することでゴールも狙いやすいのではないかと考えられた。
このようにドイツ発のサッカー用語は少なくない。
最近のサッカーはいろんな言語でサッカー用語が言語され戦術面では横文字のオンパレードになっている。久々にサッカーを見る人にもわかりやすいように、今後もサッカー用語を解説していきたい。