日本代表の歴史を紐解くと、その時々の指揮官によってもたらされた新しい言葉があった。
今回は、そんな5つの言葉をご紹介したい。
加茂 周 「ゾーンプレス」
1990年代に横浜フリューゲルスや日本代表を率いた加茂周氏。
加茂氏といえば、1998年ワールドカップ予選の途中に解任されてしまった指揮官という印象が強いが、一方で当時世界の最先端だった「ゾーンプレス」という戦術を日本に広めた人物でもある。
この戦術はもともとオランダで生まれ、その後1980年代にACミランを率いたアリーゴ・サッキ、ファビオ・カペッロに受け継がれて世界のサッカーに大きな影響を与えた。
加茂氏もその一人であり、フリューゲルス時代から実践していたこの戦術が日本代表を率いた時代にクローズアップされた。