安居 海渡(やすい かいと)

所属:浦和レッズ
出身:流通経済大学

クラブ内の選手5人、スタッフ5人の計10人が新型コロナウイルス陽性となり、出場できる選手に限りがあったなか、先発の座を勝ち取ったのが安居海渡だ。

ただ、ポジションは本職のボランチではなく、2シャドーの一角。そして、相手は大学時代の恩師でもあるチョウ・キジェ監督率いる京都サンガと何かと奇妙な巡り合わせを感じさせる闘いとなった。

前へ前へとアグレッシブな働きを見せたが、チームは0-1で敗戦。同じようにボール奪取や運動量など守備的タスクが得意な選手を3人起用(他の2人は柴戸海と伊藤敦樹)したことには守備的すぎるというファンからの批判もあった。一方で、個人としてはやれる手応えを感じたことだろう。

リカルド・ロドリゲス監督の集大成と目される「3年目」、開幕戦でいきなり躓いた浦和で救世主になれるだろうか。

ちなみに高校1年生ながらMF早川隼平(2種登録)もベンチ入り。左利きでキックの精度が高い彼にも期待だ。