MF(CMF) 遠藤保仁

▼元日本代表、現ジュビロ磐田

ガンバ時代の僕にはヤットさんとのプレーの相性を感じたり、考えられるほどの余裕がありませんでした。ヤットさんのプレーは当然『巧い』と思うんですけど、それ以上に好不調の波がないことが凄いなと思います。

大きな怪我をしない、プレーの判断が速い、視野が広い、頭の回転が速い。そして、勝負勘が鋭いんです。だから、麻雀をやっても強いんですよ!

MF(CMF) 山口素弘

▼横浜フリューゲルスや名古屋グランパスなどで活躍した元日本代表、現名古屋グランパス執行役員GM

モトさんとは選手としては一緒にプレーしていないですけど、横浜FCで監督として指導いただきました。

現役時代からクレバーで、試合をしていても相手のフォーメーションや戦術を直ぐに察知して自分で考えてプレーできる選手。僕は『出たとこ勝負!』な選手だったので、そういう選手には憧れます。

今後は指導者として『考えてプレーできる選手』を育てることが重要になって来ます。ヤットさんやモトさんはその代表のような選手だと思います。2人ともフリューゲルスでプレーされていたのも共通点ですよね。

横浜FCでモトさんが監督をされていた時が僕の現役生活で最も充実していた時期だったと思います。信頼を置いて下さっていたのも感じましたし、『この人のために』っていう熱い想いも持ちました。だからこそ、2012年にはJ2で4位に入って『J1昇格プレーオフ』に進みながらも準決勝で敗れてしまったことが悔しいです。

2014年には『選手としても人としても変われるよ』と言われて、僕をキャプテンに指名していただきました。実際、意識も変わりましたし、いろいろな面で成長させていただきました。でも、チームとして11位と結果を残せなかったので、その年限りで監督を退任されることになりました。結果を残せなかった不甲斐ない自分に悔しさが残っている中、それでもリーグ最終戦の直後に、『お前をキャプテンにして良かった』と仰っていただいて・・泣いてしまいました。

モトさんとは現在も連絡を取らせてもらっています。でも、なぜかフランスW杯時の日本代表ボランチを務めたモトさんからボランチとしての指導を受けた記憶はあまりなく、『ボランチとしてのプレーは俺の方が巧いよ』とよく言われていました。そこはちょっとズルいですよね(笑)

MF(OMF) 二川孝広(元日本代表、現FCティアモ枚方)

トップ下にフタさんですね。フタさんは体格やスピード、筋力などの身体能力に恵まれてるわけではありません。それでもガンバでずっと『10番』を背負ってあれだけ活躍し続けていたのは、やっぱり『止める・蹴る』というサッカーの基本技術が高いことと、パスを出すタイミングやトラップ、球離れひとつをとっても頭が良いんだろうなってことを当時からよく観て感じていました。

フタさんとは栃木SCでも一緒にプレーすることになって、その頃はゴルフに一緒に行くことが多かったですね。今度はFCティアモ枚方のコーチと選手として、まさか僕が指導する立場になるとは。僕はなんて呼ばれるんでしょうか?

トップ下はアキ(川崎フロンターレMF家長昭博)も入れたいところなんですが、まだバリバリやってるし。タイトルもまだまだ獲れそうですから。ここは敢えて外しておきます(笑)