ポルトガル下部リーグの試合中に警察官が9発ピストルを発射するという事件が起こった。
セトゥバウ地域の1部リーグで行われたオリンピコ・デ・モンティージョ対ヴィトーリア・セトゥバウBの試合は、0-0のスコアレスで終了したという。
そしてその直後、ピッチにファンの一部が乱入したこともあって混乱が発生し、選手やスタッフを巻き込んだ大乱闘に。それを止めようとした警察官が、ピストルを9回発射した!
『Sapo Depsporto』によれば、ヴィトーリア・セトゥバウBの監督パウロ・マルティンスは「警察が混乱を終わらせるために銃を発射しなければ、はるかにひどくなっていた。観客がピッチに入るのを阻止しなければいけなかった」と語っていたそう。
「5分のアディショナルタイムが終わったとき、相手の選手に挨拶へ行った。すると相手のアシスタントコーチが私を押し倒した。ファンもスタンドからピッチに降りてきて、一人がこちらの選手を殴った。そして物事は制御不能になっていった」と経緯を話しているようだ。
ただ、その一方でオリンピコ・デ・モンティージョのコーチを務めるマルコ・ビショ氏は…。
マルコ・ビショ
「試合終了後のチームは感情のコントロールを少し失うことがある。選手、監督、コーチが集まって対立や攻撃があった。そこで警察はコントロールを失った。
このようなものを誰か見たことがあるか?これよりもひどい状況であったとしても、警察が空中に10発もの銃弾を撃つようなことはあっただろうか」
と、当局はもっと抑制的に行動すべきであったと批判しているそうだ。