――前田選手はこの夏出場した東京五輪で、チームだけでなく個人としてもかなり悔しい思いをしたのではないかと思います。五輪後の変化としてご自身の中で感じるものはありますか?

特に変わったところはないですが、「F・マリノスを優勝させたい」という思い、ここで結果を残したい気持ちが今はとにかく強いです。

――五輪ではどんなことを感じました?

チームは負けて終わってしまい、皆が悔しがっているなか、僕自身はあまり悔しさが出てこなかったことが逆に悔しかったです。「何をしていたのだろう」という悔しさがありました。

――当然、次はA代表だと思います。来年はカタールワールドカップが開催されますが、その舞台に立つために自身の中で必要だと考えている、あるいはより高めていきたい部分を教えてください。

しっかりチームで結果を残し続けることを自分の中では意識しています。今年だけ点を取って、来年は取れませんでしたでは良くないです。毎年、毎試合コンスタントに結果を残すことが大事だと思います。

――優勝争いの中で注目され、「F・マリノスのサッカーを観てみよう」という人もこれからたくさん出てくると思います。そんな方に注目してほしい点はどこですか?

F・マリノスは本当に攻撃的なサッカーです。相手がどこであっても前からアグレッシブに行きますし、攻撃的で、どこのチームも真似ができないほど面白いサッカーをしていると思います。たくさんの人に観てもらって、「F・マリノスのサッカーは楽しいな」と感じてもらいたいです。

――最後に、サポーターへのメッセージをお願いします!

優勝はやはり自分たちの力だけではできないですし、ファン・サポーターがあってF・マリノスは強くなっていくと思います。スタジアムに足を運ぶことがなかなか難しい状況ですが、みなさんの応援は自分たちの活力になっています。引き続きよろしくお願いします。

前田大然

1997年10月20日生まれ(23歳)
横浜F・マリノス所属

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