子供の頃はゴールキーパーをやりつつも下のカテゴリーのチームでFWとしてもプレーしていたそう。そのため、フットサルでもフィールドプレーヤーを務めることもあったといい、多くの得点をあげていた。
また、サッカーを辞めていた間にたばこを吸っていたが、プレーをさぼっていても周りは自分よりもレベルが下だったという。
本人はSKAエネルギア時代に「ノイアーは攻撃に参加していない。保険をかけている」「フィールドプレイヤー用のシャツのネームを縫う」と攻撃面に自信をのぞかせつつ冗談のようなコメントを残している。わかりやすく形容すれば「ロシアのカンポス」といったところだろうか。
とはいえ、いきなりプレーを再開した男にすぐにおいしい話はやってこない。アマチュア(実質4部)から本格的にサッカーを再開し、30歳近くまではロシア3部や2部といった下部リーグが主戦場だった。2018-19シーズンにようやくロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラで1年間レギュラーを獲得し、そのままルビン・カザンに栄転した。
さすがにプロレベルでは得点はないが反射神経に優れ、足元の技術も兼ね備えることは変わりがない。
2021年3月、32歳にしてロシア代表初招集。1試合も出場はなく、代表0キャップのまま33歳になったが、EURO2020メンバー入りを果たしている。
ユーリ・デュピンのプレー動画
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