新たなビジョン『CLUB WITHOUT BORDERS』
――クラブは今年1月、エンブレム(ロゴ)をリニューアルしました。前のも良いデザインだと思ったのですが、なぜ変えたんでしょうか?
2021シーズンの監督兼CBO(Chief Branding Officer)の河内一馬からの提言がありました。このクラブのポテンシャルはもっとある。ビジュアルをもっとカッコよくできればさらにワールドクラスになれる、と。
正直、半信半疑な部分はあったのと、前のエンブレムに込められた想いに惹かれて集まってきた仲間たちも多かっただけに葛藤はありました。
――斬新なデザインで驚きました。どのようにして決めていったんですか?
エンブレムを変える、というのは表面的なことでしかなく、本質的にはクラブのビジョンを再定義しよう、というプロジェクトの一環として動きました。
そこで決まったのが『CLUB WITHOUT BORDERS』というビジョンであり、一言でいうと、境界線のない多様性あるクラブを目指そう、限界を自分で決めないで大いに挑戦しよう、そんな想いを表現しています。1年くらいかけて作られたエンブレムです。
――新エンブレムの評判はどうですか?ちなみに編集部内ではかなり好評です。
僕の耳にはあまりネガティブな評判が入ってこないので何とも言えませんが(笑)、概ね好評をいただいてます。サッカーっぽくないので、一部オールドファンのような方にはウケないかもしれません。ただ、やはりその裏にあるメッセージ、ビジョンを知ってもらえると納得してもらえると思います。
ちなみに前のエンブレムも好評だったと思ってたのですが、このリニューアルのタイミングに改めて意見を聞いてみたら、「あれ、四方さん気に入ってたから言いにくかったけど、ダサかったよ!新しいヤツのほうが断然良いよ!」なんて声もありました(笑)。