ルーマニア1部のディナモ・ブカレストに所属しているFWマガイ・グエイが、ドーピング検査でコカインの陽性反応を示したようだ。
『Digisport』によれば、グエイが陽性反応を示したのは2月10日に行われたカップ戦でのFCSB戦終了後であるとのこと。
ディナモ・ブカレストが1-0で勝利を収めたあと、グエイのAサンプルからはコカインの陽性反応があり、Bサンプルの検査でも同じ結果が出たという。
『GSP』の記事によれば、ガスクロマトグラフィー質量分析法という技術により、コカインを摂取してから22日間はその代謝物であるベンゾイルエクゴニンを検出できるとのこと。
そのため、おそらくマガイ・グエイは試合の前の3週間以内にコカインを摂取したのではないかと推測されている。
マガイ・グエイは1990年生まれの30歳で、現在川島永嗣が所属していることでも知られるストラスブールのユース出身。
若くしてトップチームにデビューを果たし期待を受けると、2010年にはエヴァートンへと移籍。しかしプレミアリーグでは出番があまり与えられず、それからブレストへのローンを経て退団している。
ディナモ・ブカレストには昨年10月から所属し、18試合に出場して3ゴールを決めていた。
なお、コカインの摂取が判明した場合最大で2年間、三犯ならば一生涯の出場停止処分が課せられる。ただ彼の場合は初犯であるため2年に至る可能性は低いという。
ディナモ・ブカレストへの制裁はないとのことだが、クラブ側はマガイ・グエイを契約違反で訴えることを検討しているとも。