「10年」という月日は決して短くない。サッカーに限らず多くの物事が変わってしまうのに十分な期間だ。
そこで、この10年間がどれほどの期間であったのか実感するため、2021年になったら10年前になってしまう「2011年のサッカー界の出来事」をまとめてみた。
滝川第二高校が選手権初優勝
1月、兵庫の滝川第二が第89回全国高等学校サッカー選手権大会で悲願の初優勝を成し遂げた。
決勝の相手は、当時まだ珍しかったパスサッカーで旋風を巻き起こした京都の久御山。スコアは5-3という打ち合いだった。
この時の滝二の優勝メンバーでは、8ゴールで大会得点王に輝いた樋口寛規(福島)のほか、香川勇気(大分)、谷口智紀(沼津)が現在もJリーグでプレーしている。