先日のフランス・ダービーで大きな話題の一つとなった、ネイマールをめぐる人種差別問題。
彼はマルセイユのDFアルバロ・ゴンサレスから人種差別的な挑発を受けていたと訴えた一方、酒井宏樹に対しては「クソ中国人」とアジア人を差別するスラングを発していたという。
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— El Larguero (@ellarguero) September 29, 2020
💥 @La_SER accede al vídeo que demuestra que Neymar insultó a Hiroki Sakai en el PSG - Olympique de Marsella del pasado 13 de septiembre
🤬 Neymar llamó "chino de mierda" a Sakai y dijo también "puta liga"https://t.co/gkkkUhvp3X pic.twitter.com/p2uCSnmOBg
その映像と言われるのがこれ。証拠であるとされている。
この問題に対して先日フランスサッカー連盟会長のノエル・ラ・グラエは「サッカーにおいて人種差別的な現象は存在しない、あるいはわずかしかない」と発言していた。
それに対して、今回あの元フランス代表DFパトリス・エヴラがInstagramで8分の動画を投稿。代表での凄まじい出来事を激白した。
パトリス・エヴラ
「フランスサッカー連盟会長のノエル・ラ・グラエはめちゃくちゃだったね。すぐ追放すべきだよ。
これは真剣な話だよ。それ以外の言葉はない。
2010年W杯のあと、クレールフォンテーヌ(フランス代表の練習場)で何があったか話す義務があると思う。よく知っている。
『ディディエ・デシャン、あなたのチームのサルどもを連れてアフリカに行け』などのメッセージをいくつ受け取ったことか。
それでも我々はそれらを隠した。私はいくつかを見たがね。糞便でいっぱいの箱すら送られてきたよ」
「みんなで食事をする場所があるよね。そこは我々選手が座る場所を決めていた。しかし大統領や政治家が来るとすべてが変わるんだ。
突然、私はママドウ・サコやバカリ・サニャがいたテーブルの端っこに座らされた。
そしてウーゴ・ロリスやローラン・コシェルニのような選手が、中央にいる大統領のそばに置かれるんだ。我々はそのルールを知ってしまった。
大統領が写真を求めたときには、サコーやサニャよりも、ロリスやコシェルニが近くにいたほうがいいのだとね」
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大統領の周りに白人の選手が置かれ、黒人選手は遠くに回される…そんな状況を経験したという。