今年からJリーグでも導入されるVAR(ビデオアシスタントレフェリー)。
プレミアリーグでも2019-20シーズンから導入されているが、これまでのところ評判は芳しくない。
先日のマンチェスター・シティ対トッテナム戦でもこんなシーンのVAR判定が物議を醸した。
ラヒーム・スターリングがデル・アリの足を踏みつけていたが、VARでも退場にはなかったのだ。
そうしたなか、イギリスのデータ分析会社『YouGov』が気になるデータを伝えている。
プレミアリーグを定期的に見ている1396人を調査した結果、6割がVARはうまくいっていないと答えており、うまくいってると答えたのは27%だったという。
さらに、全体のほぼ3分の2にあたる67%の人達は、VAR導入によってプレミアリーグを見るのが楽しくなくなったと答えたそう。楽しくなったと答えたのは、わずか13%だけだったとのこと。
ただ、VAR廃止を望んでいる割合は15%に留まっている。その一方、VARは継続する必要があるが、方法は変えなければいけないという声は74%にも上った。そして、今のVARを維持すべきというのは、わずか8%だったとも。
改良点としては、レフェリーのピッチサイドでのVARチェック(80%)、主審とVARとの会話を聞けるようにすること(73%)、VARでの決定について時間制限を設けること(71%)などが支持されている。
プレミアリーグでは主審自身がピッチ脇の「Referee Review Area」で当該プレーをチェックできないことが問題視されていたが、先月末の試合で初めてそれが行われた。ただ、現時点ではレッドカードからの変更をVAR側が勧めた場合に限るようだ。