イングランドではリーグ・ワン(3部)のボルトン・ワンダラーズとベリーFCが経営難によって消滅の危機に直面しており、今週にも精算プロセスが始まる可能性がある。
一方スペインでもリーガ・エスパニョーラを経験した歴史あるクラブが現在深刻な状況にある。
それは現在テルセーラ・ディビシオン(4部)に所属しているシェレス(ヘレス)。2009-10シーズンにはラ・リーガを戦っていたが、最下位で降格したクラブである。
その後シェレスは一時地域リーグまで落ちたものの、リーグの再編もあって4部へと戻ってきていた。
しかし今季シェレスは借金の返済が滞っており、選手への給与も未払いが続いたため、ストライキが発生。開幕戦を延期せざるを得ない状況となった。
そもそも開幕戦の段階であるため選手の登録すら行えておらず、これをまず完了させなければチームの構成すら不可能となる。
もし次節に向けて選手を登録できなかった場合、今週末のレブリジャーナ戦のプレーも延期となり、規定によって大会から追放される。それはもはやクラブの消滅を意味するものとなる。
現在シェレスは公式ツイッターを使ってチームを救うための資金を募集しているが、どれだけの金額が集まったかは定かではない。
『AS』によれば、シェレスが抱えている借金はおよそ10万ユーロ(およそ1200万円)以上だという。