フランスで開幕を迎えたFIFA女子ワールドカップ。
なでしこジャパンが戦うグル―プDのもう一試合は、イングランドが2-1でスコットランドを撃破した。
イングランドの先制点は相手のハンドで得たPKによるもの。VARの結果、フラン・カービーのクロスが相手DFの手に当たったと判断された。
『Mirror』によれば、PKを貰った側であるカービーが新たなハンドルールについて警鐘を鳴らしたという。
新ルールではハンドした側の故意か否かは考慮されず、手の位置が不自然かどうかがポイントになる。今後はボックス内で相手の手にボールを当てるプレーが増えるかもしれないと懸念していたそう。
フラン・カービー(イングランド女子代表)
「(不道徳な選手によって手が狙われることになるか?)
そうかもしれない。でも、選手たちがそうはしないと私は思いたい。難しい問題」
「試合前にFIFAとのVARミーティングがあった。審判団はとても明確だった。
もし手が自然な位置になかったり、体の近くになかった場合には(PK)になるだろうと。どうルールが運用されるのかを説明してくれた」
「私自身は『クロスで相手の手に当てよう』とは考えていなかった。
『味方選手がボックス内にいるので、彼女の頭を狙おう』と思っていた。
自分はPKが欲しいからといって、一線を超えて相手の腕や手にボールを当てようとはしない。
他の人達がどう考えるかを知りたいけれど…分からない」
先日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝でも、開始わずか23秒でハンドによるPKがあった(以下動画15秒~)。
この時にも狙ったハンドだったのかが現地で話題になっていたようだ。
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得点につながったか分からないようなエリアでのハンドであっても、ボックス内なら即PKになるのは見直しが必要かもしれない。