トッテナムとの同国対決を制して、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしたリヴァプール。ワンダ・メトロポリターノのピッチでは歓喜のあまり涙する選手たちも。
そうしたなか、こんな動画が話題になっている。リヴァプールMFジョーダン・ヘンダーソンが…。
This is what football is all about. pic.twitter.com/k0KqWUF7RF
— B/R Football (@brfootball) 2019年6月1日
ピッチ上で感情を抑えきれずに号泣したヘンダーソン。彼を抱きしめていたのは、父ブライアンさん。
『Optus Sport』によれば、息子がビッグイヤーを掲げた瞬間について聞かれると笑顔でこう述べたという。
ブライアン・ヘンダーソン
「エモーショナルだったね、涙が出てきたよ。
妻やそこらじゅうの人達と抱き合った。とてもハッピーさ。
信じられないくらい誇らしい。
彼が10歳だった頃、マンチェスターで行われたミラン対ユヴェントスのCL決勝に連れて行ったんだ。
CLアンセムが流れてきて、彼は『父さん、いつか僕も(決勝で)プレーするよ』と言っていたのさ。
(CL決勝で)1回だけでなく、2回もプレーして、今度は優勝したんだ」
オールド・トラッフォードでの決勝が行われたのは、2003年のこと。正確には当時12歳だったヘンダーソン少年はいつの日かこの舞台に立つと宣言していたそう。
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そして、16年後にCL制覇の夢を達成。涙の裏には親子の思い出もあったようだ。
また、『Mirror』などによれば、元警官であるブライアンさんは5年前に咽頭がんと診断されたものの、息子を心配して当初はそのことを告げなかったとか。
現在は病を克服したそうで、ヘンダーソンは家族が遭遇したこの経験から明らかに変わったそう。