『L'Equipe』は24日、「ロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラは、破産の危機に貧している」と報じた。
かつてはロベルト・カルロスやサミュエル・エトー、ジエゴ・タルデッリ、ユーリ・ジルコフなどを獲得して大きな話題になったアンジ・マハチカラ。
ロシアの南西部にあるダゲスタン共和国の首都マハチカラを本拠地とするクラブで、以前はスレイマン・ケリモフという億万長者に所有されていた。
しかし2013年夏、ケリモフは年間予算を3分の1に縮小することを決め、多くの選手を放出。チームも2部に降格することになった。
1年で復帰を果たしたものの、チームはそれからもロシアリーグ中位から下位をさまよう立場となっている。
そして火曜日、現在アンジの監督を務めているマゴメド・アディエフ氏が、クラブが深刻な経営難に陥っていることを発表したという。
マゴメド・アディエフ
「このクラブは苦しんでいる。そして、その言葉では言い表せないくらい深刻だ。もはや死にかけだ。
これはダゲスタン共和国にいいイメージを与えない。このクラブは素晴らしい歴史を持っている。多くの有名な選手もいた…」
なお、クラブは現在2億5000万ルーブル(およそ4億3500万円)の借金を抱えており破産寸前の状態だそう。このままではプロクラブのライセンスを剥奪されてしまう可能性が高く、スポンサーを見つけることも困難になっているようだ。
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なお、アンジ・マハチカラは現在ロシアリーグで15位となっており、このままでは2部に自動降格となる。