南野拓実(24歳/レッドブル・ザルツブルク)
南野拓実の代表キャリアは、思ったほどには早く進まなかったと言えるかもしれない。ヨーロッパに移籍したのは2015年で、その後日本代表で初出場を果たすも、わずか7分に終わっていた。
ただ昨年彼がサムライブルーに戻った時には、どうやって力を証明すればいいのかを理解していた。今では自分の場所を見つけ出したようだ。2018年の5試合で4ゴールを決め、アジアカップでもレギュラーに収まった。
たゆまぬ努力でディフェンスのポイントを作り出し、着実にプレッシャーをかけた。まるで岡崎慎司を思い出させるかのように。そして大迫勇也と武藤嘉紀にはフィットすることもわかった。
イランとの準決勝ではその努力が結果に繋がった。ボールが失われた後も、プレーをし続けた。そして大迫のゴールを導いた。その後はPKを獲得するプレーも。
苦しかった決勝戦でも、彼は日本の希望になった。そして今、ファンは彼の未来を熱心に見守るべきである。