アジアカップの決勝で日本と対戦するカタール代表。

彼らの成功が育成や帰化政策によるものであることは広く知られているが、近年は欧州でも勢力を広げている。

また、そこには意外なことに必ず日本人の名前も…。今回は日本人とも無関係ではない、カタールと密接なかかわりを持つ欧州のクラブをご紹介しよう。

KASオイペン(ベルギー)

ドイツ国境付近に位置するKASオイペンは、1945年に創設された小クラブ。

歴史を通じて下部リーグでプレーしてきたが、2010-11シーズンに初めて1部リーグを戦った。そんな彼らを2012年に買収したのが、アスパイア・アカデミーを運営するカタール財団である。

クラブには同アカデミーの出身者が送り込まれており、今回のカタール代表も総勢8名がオイペンのトップチームやユースに所属した経験を持つ。

また、昨年1月には鹿島アントラーズから豊川雄太を獲得。彼は負ければ降格が決まる同シーズンのリーグ最終節で途中出場からのハットトリックという離れ業を演じ、クラブを残留に導いた。