「代表での手応えは正直まだない」
――ポステコグルー監督からはシーズン中どのようなことを言われましたか?
気持ち的に負けるなということはすごくよく言われました。目の前の相手を抜くということと、恐れてプレーすることをすごく嫌う監督なので僕に限らず誰に対してもそのことは言っていました。これまではあまり言われてこなかった部分でした。
――昨年はU-21代表としても大会などに出場しました。クラブと代表で当然役割の違いもあると思いますが、代表に行って感じた部分は何ですか?
東京五輪までの時間は少ないと思っていますし、監督にはまず自分のチームで試合に出ていないと代表には呼べないと常々言われています。
僕も何度か代表に呼ばれましたけど、そこで手応えを感じたことは正直まだありません。もっとできると感じている中でなかなかうまくいっていませんし、いつが最後のチャンスになるかも分からないので、まずはしっかりチームで試合に出ることがオリンピックへの近道かなと思っています。
――代表ではウイングバックとして出場することが多いです。クラブとはやるべきこともだいぶ異なると思いますが、その中での自分の課題はどこだと感じていますか?
クラブでも守備を求められますが、代表の場合は5バックの形で最終ラインに入ることも多いです。そうなるとやはり守備の重みが変わってきますし、攻撃と守備のバランスを取るのがなかなか難しいです。
――昨シーズンはYBCルヴァンカップでニューヒーロー賞に輝きました。
準決勝の鹿島アントラーズ戦など、成長できたという手ごたえを感じる大会でした。ただ、不運な形(※リーグ戦で負傷)で湘南ベルマーレとの決勝に出場することはできず、不甲斐なさも感じました。
結局怪我をするのも自分の中に原因があると思っているので悔しさとかもどかしさもあったんですけど、逆にそれを糧にして今シーズン以降やっていきたいです。