――新たにアンジェ・ポステコグルー監督が就任し、チームカラーというかスタイルがガラッと変わりました。遠藤選手自身の中ではこの変化をどう受け止めていましたか?

それぞれのポジションに求められる役割が大きく変わりましたし、守備も攻撃もやり方が変わりました。

僕は代表(※1月のAFC U-23選手権)に行っていたため出遅れた部分がありましたが、その中で監督が何を求めているかというのをしっかり自分なりに考え、練習や試合に取り組んだことで使ってもらえるようになったと思います。

チームとしては、得点など数字的な記録も残せていますし、後は失点を減らせば上に行けると思うのでそこをしっかり対応していきたいです。

――自身としてもやりやすい、モチベーションの上がるスタイルですか?

自分の特徴を出しやすいフォーメーションであり戦術だと感じています。自分としてはやりがいがあります。

――左サイドに入ることが多かったですが、後ろに山中亮輔選手、中盤左にも天野純選手と日本代表選手が近くにいました。彼らとはどんな関係性を築くことを意識しましたか?

僕のところにボールが回ってくることが多かったですし、左サイドの攻撃の比重が大きいなというのは感じていました。

山中選手は中央でもプレーできますし、外に走らせてのクロスでもチャンスを作ってくれる選手なので、外に張っているだけではなく中と外の入れ替わりを柔軟に考えていました。天野選手に関しては、ターンするタイミングや裏に出してくれるボールのタイミングは自分なりにはわかっているつもりです。

パスを出してくれる選手がいないと僕自身活きないと思っているので、あの二人がいてくれたのは心強かったですね。プレーし続けていく中で、声をかけなくてもお互い通じる部分もありました。

※山中はこのオフに浦和レッズへ移籍。