UAEで開催中のAFCアジアカップは決勝トーナメントの戦いが始まった。
グループステージで日本とも戦ったオマーンはイランと対決。格上相手に開始わずか3分でPKのチャンスを得るも、アハマド・ムバラク・カノのキックはGKアリ・レザ・ビランヴァンドに阻止されてしまった。
そのシーンを公式ハイライトで見てみると…(以下動画23秒から~)。
カノの後ろにいたイラン代表FWサルダル・アズムンが「左!左!」とPKを蹴るであろう方向をビランヴァンドに伝えていたのだ。
ハイライトでは短くなっているが、アズムンは何度も指示を出していた。この“予測”は見事に的中し、オマーンは大チャンスを逃すことに…。
一方、これでピンチを凌いだイランは2-0で勝利し、ベスト8進出を決めている。
『footba11』によれば、ビランヴァンドは試合後にこう述べていたという。
アリ・レザ・ビランヴァンド(イラン代表GK)
「オマーンのキャプテンがキックする時、(PKを)すでに分析していたのでそれと同じ方向に飛ぶことを決めていたんだ。
サルダルもその決断を手助けしてくれたね。まずは自分で決めていたんだけど、サンダルもそれを助けてくれたよ」
「この勝利についてイランの人々を祝福する。僕らはアジアのトップ8にまで辿り着いた。
これはグループで取り組んだ結果だ。僕らはソリッドなチームさ」
事前に分析していた通りの方向に飛んだ結果だったようだ。
昨夏のワールドカップではクリスティアーノ・ロナウドのPKを阻止して話題になった守護神は、準々決勝の中国戦にむけて準備を整えると意気込んでもいたそう。