『ESPN』は25日、「ミランの経営最高責任者(CEO)を務めるパオロ・スカローニ氏は、ヨーロッパリーグの賞金が保留されていることを確認した」と報じた。
今夏UEFAからヨーロッパリーグの出場権を剥奪されたミラン。ファイナンシャル・フェアプレー制度の基準を満たせなかったことでの罰則だったが、後に裁判の末撤回されている。
25日にはベティスとのホームゲームを戦い、1-2で敗れている。この試合で乾貴士の出場はなかった。
ただ、そのミランの罰則については再び調査が行われていることが発表されており、今後何らかの処分に至る可能性が高くなっている。
株主に向けて説明を行ったスカローニCEOは以下のように話し、ヨーロッパリーグの賞金は現在保留されていること、そして処分が年末に決まることを伝えたという。
パオロ・スカローニ
「我々は判決を待っている状況だ。UEFAは賞金を一時的に停止することができる。ヨーロッパリーグから排除しようとした判事たちがそうしている。
今夜の収入を予算に入れることができない。なぜならUEFAの判決を待っているからだ。およそ250万ユーロ(およそ3.2億円)が保留された。
ヨーロッパリーグからの除外は撤回されたが、処分は終わっていない。我々の違反に関する問題は裁判所に送り返された。ふさわしい罰則を考えるために。
判決は年末までに下されるだろう。我々を有罪だと考えている裁判官の心を変えるのは難しい」
(中国でのビジネスが全くうまく行っていないと言われるが)
「中国は重要なマーケットになると考えている。
細事にこだわり大事を逸することはしたくない。我々が中国でやってきたことはリスクになり得るもので、悪い評判が付きかねなかった。
我々は北京から上海にオフィスを移し、再出発した。中国市場は重要だ。しかし、違ったアプローチで臨んでいく」