遠藤 航
南野、中島、堂安の“三銃士”、あるいは大迫を含めた“カルテット”に賛辞が送られているが、その4人を支え、チームの潤滑油となったのが遠藤だろう。
今夏、ベルギーへ渡った25歳MFは、先月のコスタリカ戦でも高い評価を得たが、古巣・浦和の本拠地である埼玉スタジアムで行われたこのウルグアイ戦でも圧倒的な運動量で攻守両面において存在感を発揮する。
韓国に敗れたことで勝利に飢え、非常に戦意の高かった相手に球際で互角以上に渡り合い、前半には大迫勇也の決定機も演出した。
彼の予想以上の急成長により「長谷部の後継者探し」は早くも終息しそうな気配すらある。逆に、遠藤と組むことで必然的に後方に待機することとなり、大人しいプレーに終始した柴崎岳はその立場が脅かされることになるかもしれない。
どちらにしても、チーム内によりハイレベルな競争が生まれることは間違いないだろう。
日本代表は来月にベネズエラと大分スポーツ公園総合競技場で、キルギスと豊田スタジアムで戦う予定になっている。