本日、日本代表と国際親善試合で対戦するパナマ代表。

彼らはちょうど1年前の10月10日に悲願のワールドカップ初出場を決め、今夏ロシアで開催された本大会ではグループ全敗に終わったものの、イングランド代表から歴史的な初ゴールを記録した。

ただ大会後、コロンビア人のエルナン・ダリオ・ゴメス監督が退任し、10年以上チームを支えてきた“重鎮”たちが揃って代表引退を表明。今回の来日メンバーには本大会に出場した15人が選ばれているが、ほとんど別のチームとして再始動することとなる。

今回は、そんな新生パナマ代表のなかから、“Jクラブにも獲得を狙ってほしい”有力な選手を特集してみよう。

フィデル・エスコバル

23歳のエスコバルは、新生パナマ代表のディフェンスリーダーとして期待される。

2015年U-20ワールドカップでDFながら2ゴールを決めて脚光を浴び、ポルトガルの名門スポルティングへ。ここでは出番を得られなかったものの、MLSのニューヨーク・レッドブルズで“違い”を見せ付ける。

その結果、「同国史上最高のDF」にして、後にワールドカップで歴史的な初得点を記録するフェリペ・バロイからA代表でのポジションを奪うことにも成功した。

そんな彼のプレーを形容するなら「パナマのルシオ」。攻め上がりからの稲妻のようなロングシュートやフリーキックは、流れの中でなかなかゴールを奪えないパナマの得点源となっている。

ワールドカップでも3試合に先発し、その強烈なフリーキック、ハーフウェーライン付近からの超ロングシュートでスタンドを沸かせた。