先日行われたマンチェスター・ユナイテッドとの試合で、武藤嘉紀がプレミア初ゴールを決めた。

イングランドのトップリーグでゴールを決めた日本人選手はこれで6人目。今までの5選手の「初得点」を振り返ってみよう。

稲本潤一(2002-03、フラム対トッテナム)

日韓ワールドカップで大活躍を見せたことで大きく評価を高めた稲本潤一。しかし当時所属していたアーセナルでは全く出番がない状態であったことから、夏のマーケットでプレミアリーグ昇格から2年目のフラムにローン移籍する。

開幕前に行われたインタートトカップのボローニャ戦では3ゴールを決め、日本人選手として初めて欧州でハットトリックを達成。

期待が膨らむ中で迎えたシーズン開幕から間もなく、9月にはプレミアリーグでの日本人初ゴールも奪った。

0-2とリードされた状況で迎えた68分。ショーン・デイヴィスがペナルティエリアに送ったパスが弾き返される。バイタルエリアにこぼれたところで、稲本が右足を振り抜いた。シュートは見事ゴール左隅に吸い込まれ、フラムの反撃ムードに火を点けた。

なお、フラムはこのあとシルヴァン・レグヴァンスキとステード・マルブランクのゴールで3-2と逆転勝利している。