4日、マレーシアでAFC U-16選手権の準決勝が行われた。
先日オマーンに勝利を収め、来年行われるU-17ワールドカップへの出場権を手にすることに成功した日本代表。次は大会自体の優勝を目指し、ベスト4の戦いに臨んだ。
オーストラリアとの試合は、なんと開始直後に失点してしまう展開となる。
バックパスが短くなってしまったところを狙われ、オーストラリアのエースであるFWボティッチに奪われた。それを佐古真礼が倒し、PKで失点を喫することに。
わずか7分でビハインドとなった日本は、その後もいくつかミスからピンチを迎える場面が見られたものの、時間が過ぎるとともに徐々に相手を押し込む展開となる。
後半にはほぼワンサイドゲームという状況となり、58分には同点ゴールを奪取。この試合キレのいいドリブルを見せていた中野桂太のスルーパスから、唐山翔自が裏に抜け出し、ペナルティエリア右からシュートを決めた。
システムを4-1-4-1から4-2-3-1に変更してバランスを取ろうとするオーストラリアを相手に、日本は逆転を狙ってさらに攻め込んでいく。
そして68分、またも中野桂太のパスをペナルティエリアで受けた唐山が、自らのドリブルでコースを開けてシュート。これがネットを揺らし、ついに試合をひっくり返す。さらに78分には右サイドからのクロスで三戸舜介が飛び出し、日本に3点目をもたらした。
3-1でオーストラリアに勝利した日本代表は、2012年大会以来のAFC U-16選手権決勝進出が決定。次の試合は10月7日、この後行われるタジキスタンvs韓国の勝者とトロフィーを争うこととなる。