30日、U-17ワールドカップの出場権をかけたAFC U-16選手権のベスト8が行われた。
グループステージを首位で突破した日本は、世界へのキップ獲得まで「あと1勝」。そこに立ちはだかったのは中東の雄オマーンだ。
日本はキックオフから14分というタイミングで先制に成功。裏への浮き玉で飛び出した西川潤がシュートを放ち、キーパーが弾いたあとにオウンゴールとなった。
しかし21分には逆にサイドをドリブルで抉られたところからピンチを迎え、クロスボールから失点を喫してしまう。さらにその後はオマーンのディフェンスに苦戦し、なかなかチャンスを作れない状況に。
厳しい状況の中でハーフタイムを迎えた日本は、後半開始からより早いタイミングで縦に進出すること、攻撃人数をかけることを意識。再開から間もなく決定的な場面をいくつも作り出した。しかし、オマーンのGKミトハムがスーパーセーブを連発し、日本のゴールを許さない。
その中でようやくチャンスを活かしたのは、いくつか大きな決定機を逃してしまっていた唐山翔自だった。ディフェンスにタックルされながらも左サイドを破った西川からのクロスが入った82分、中央に詰めた彼が合わせてついにリードを奪う。
その後は運動量が落ちたオマーンの攻撃を最後までシャットアウトし、2-1で勝利を収めることに成功。2大会連続でのU-17ワールドカップ出場権を獲得した。
なお、準決勝は10月4日に行われる予定となっており、明日開催されるインドネシア対オーストラリアの勝者と対戦することになる。