『The News』は19日、「ナイジェリアサッカー協会は、FIFA資格停止に直面している」と報じた。
現在FIFAから資格停止処分を示唆されているナイジェリア。その期限は今日に設定されている。
ナイジェリアサッカー協会では先日から大きなトラブルが発生している。
会長を務めているのはアマジュ・ピニック氏であるが、2014年の選挙で戦ったクリス・ギワ氏が裁判で「投票は無効だ」と訴え、それが認められたのだ。
その結果、クリス・ギワ氏の派閥は独自にナイジェリアサッカー協会を占拠し、独自に仕事をスタートさせた。
ギワ氏は昨年ナイジェリアサッカー協会の法令違反などで5年間の活動停止を言い渡されていたが、裁判の結果を支持する政府のバックアップを受けている。
しかし、FIFAは各国のサッカー協会に第三者が関与することを禁じており、たとえ政府であってもそれは許されない。
FIFAはナイジェリアに対して「20日までにギワ氏が退去し、アマジュ・ピニック氏を会長に戻すこと」と要求。それが為されない限り、FIFA資格を停止すると宣告したのだ。
ナイジェリアは9月8日にアフリカネイションズカップ予選のセーシェル戦を迎えるが、もしFIFA資格が停止された場合この試合を行うことはできない。
もちろん代表チームはアフリカネイションズカップ2019から追放となり、CAFコンフェデレーションズカップに出場しているクラブチームのエニンバも失格とされてしまう。