『Daily Nation』は29日、「ナイジェリア代表のアシスタントコーチを務めているサリス・ユースフ監督が調査されている」と報じた。

先日行われたロシア・ワールドカップに出場したナイジェリア代表。ゲルノト・ロール監督のアシスタントを務めたのがサリス・ユースフ氏。

彼はナイジェリアのオリンピック代表監督も兼任している人物だが、ワールドカップの後に大きな問題に直面している。

発端となったのは先週放映されたドキュメンタリー番組だ。

サッカーの代理人と名乗ったジャーナリストがサリス・ユースフに接触したもので、映像は2017年9月に撮られていた。

ジャーナリストは2名の選手を2018年1月に開催されるアフリカンネイションズチャンピオンシップ(国内リーグの選手のみを招集できる大陸選手権)で起用することを求め、そのために資金を提供した。さらにその後当該の選手が他のクラブと契約した場合、その契約金の15%を渡すという約束をした。

サリス・ユースフ氏は彼から36万ナイラ(およそ11万円)を受け取ると、アフリカンネイションズチャンピオンシップで選手を起用することを約束するとともに、さらなる報酬を要求した。

ユースフ氏はこれに関して「ただの贈り物だと考えている」と証言しており、賄賂であったことを認めていない。

しかしナイジェリアサッカー連盟はこの行為に対して調査を始めており、メディアでは「辞任は避けがたいものになる」と伝えている。

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