『BBC』は17日、「ナイジェリアリーグは、全試合の開催を無期限に延期すると発表した」と報じた。
現在サッカー協会内で大きな衝突が発生しているナイジェリア。2014年に会長選挙で敗れたクリス・ギワ氏がライバル組織を発足させ、体制に反対していた。
裁判の結果、ナイジェリア政府は現在のサッカー協会会長アマジュ・ピニック氏を解任する命令を出した。
クリス・ギワはそれを受けて、政府の命令によって協会会長の役割を与えられることになった。
しかし、一方FIFAが認めているのは依然としてアマジュ・ピニック会長である。
各国のサッカー協会は独立性の保持が必要とされており、第三者の介入は認められない。
政府命令による会長の交代はFIFA規約の違反であることから、FIFA会長のインファンティーノ氏は先日「ナイジェリアの資格を停止する可能性がある」と認めていた。
そして今回、これを受けてナイジェリアリーグ運営会社のLMCは、国内プロフットボールリーグの全面延期を決定したとのこと。
LMC
「今回の決定は、スポンサーやパートナー、サービス運営事業者が強い懸念を表明していること、そしてリーグへの影響を考えてのものである。
このような懸念がある中でリーグの試合を組織することは、プランドに不可逆的なダメージを与える可能性がある」
ワールドカップ期間中に中断されていたナイジェリアリーグは、18日に再開される予定であった。
なお、試合が中断された場合、アフリカでは選手やスタッフに給与が支払われないことが多く、関係者に多くのダメージを与えることになる。