『Daily Times』は1日、「国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップに出場するアフリカの5カ国に賞金を先払いする」と報じた。
アフリカ諸国とワールドカップといえば、常に「ボーナスを巡って選手と協会が対立する」ことが日常茶飯事であった。
2014年大会ではナイジェリア、カメルーン、ガーナが問題に直面。カメルーンに至っては飛行機に乗ることを一時ボイコットしていた。
オリンピックやコンフェデレーションズカップでも同じような事件が発生しており、チームのパフォーマンスに大きな影響を与えていた。
しかし今回、ワールドカップに出場するアフリカの五カ国(ナイジェリア、エジプト、モロッコ、セネガル、チュニジア)に賞金が前払いされることになったという。
それぞれに賞金の一部である200万ドル(およそ2.2億円)を前払いすることにより、各チームのボーナス資金を共給しようというものだ。
なお、ワールドカップに参加するチームには150万ドル(およそ1.6億円)の手数料、最低800万ドル(およそ8.7億円)の賞金が保証されている。
ただ、もちろん協会側がちゃんと支払うかどうか、選手がその額で納得するかどうかは別の話であるが…。