11日(水)、日本サッカー協会は日本代表の新監督に就任した西野朗氏の記者会見を実施した。
今回は、この日の会見における全文を文字起こしする。かなりのボリュームになるため、三部に分けてお伝えしよう。
また質問内容はできるだけ簡素化し、西野監督の発言についてはできる限り口語のまま記すこととする。
西野 朗(日本代表 監督)
―監督個人として理想とするサッカーと、代表で実現したいスタイルについて
「長い間クラブの中での指導でしたので、成長をどう活かしていく中でチームがどう成長していくか、強化できていくか。
そこにそういう選手がいるから作っていくという中でのチーム作りですけど、代表チームはある程度自分の理想とする、やりたいサッカーにそういう選手を当てはめていく。
逆の発想の中でチーム作りができるというのは、それはオリンピックの時代、その前のユースの代表の時代にそういう形でチーム作りをした感覚…そういう中での自分の理想は反映できると思いますし、国内外にたくさん有能な選手がいますから、これからしっかり把握した上で作り上げていきたいなと思うし。
ここ1ヵ月ですけど、作り上げられる選手を見ていきたいなと思います。
ある意味趣向が偏ってしまうところがあるので、有能なスタッフがたくさんいますので、いろんなアイディアを持ってまた違う大きな変化が起こる…それをやれるのがサッカーでもあるし。
やはり継続した力と変化を持っていく中で大きな力を得れるので、あまり偏った理想、趣向ではなくて、たくさん選択肢があると思うので、そういう感覚で選手たち、チームを見ていきたい」