「ですから、そういうものをいろんな角度から…縦への攻撃に関しても間違いなく必要なんですけど、そのタイミングや瞬間を質を上げた中でそういうものを作り上げていくとか。
一対一の場面でもパワー的なところを要求したいですけど、なかなかそこは体格的、フィジカル的な要素の中で戦えないところがあります。別の角度からそういうものに対応していく、という。
間違いなく必要なことに関しては、継続して考えていきたいなと思います。
ただ、やはり日本化した日本のフットボールというものはありますし、その中には技術力を最大限に活かしたり、戦い方においても規律や組織的なところで結束して戦っていく強さ、化学反応を起こした上で戦える強さ。
そういうものをベースにした上でこれからはそういうものを構築していく必要があると思いますし、自分自身も必要だと思っています。
ただこの期間で継承していく部分と…結果は求めたいんですけど、やはり選手たちがもっと自分のプレー、パフォーマンスをまず素直に代表チームで…やはり自クラブでプレーしている以上のものが当然出るはずである代表チームだと思います。
そういう選手がストレートにプレーできる状況を作っていきたいなと感じていきます。
チームのスタイルですとか編成ですとか、今日コーチングスタッフを承認していただいたので、彼らとも協力してそういう編成を考えていきたいなと思いますし。
選手の選考に関しても、非常に経験ある選手がキャンプで招集されないとか、試合に対する出場機会が少ないとかありますけども、やはり現状のコンディションをしっかり把握しなければいけないと思います。
海外組の中では怪我をしている選手が6週、8週試合に出ていない状況がありますし。
確かに経験、実力、実績ある選手ですけども、実際監督もその辺の基準をしっかり持ってて、現状のコンディションを非常に気にされてたのは間違いないですし、これからの選考に関してもここ1ヵ月足らずでのコンディションというものも過去の経験、実績というのもあります。
プラスここ1ヵ月の状況を正確にしっかり見極めた上で、最高の化学反応が起こるチーム、グループとして良いパフォーマンスが出る状況、選手選考をスタッフも総力をあげて結集した上で選考していきたいなと思っております」