西野 朗(日本代表 監督)
「皆さん、こんにちは。
この度はハリルホジッチ監督の後任として日本代表監督を受けることにしました。
本来であれば技術委員長の立場として日本代表チーム、監督をはじめスタッフを支える、サポートしていくポジションでありますから…ただ2年前に就任して、精一杯代表チーム、監督へのサポートを考えてまいりました。
ただ最終的にロシアの直前でこのような状況になり、代表監督を引き受けたということで非常に責任を感じている中ですけども、精一杯ロシアに向けてチーム作りをしていきたいなという覚悟で今おります。
2年間、現場を離れて技術委員長という立場で仕事をしてまいりましたので、まずは指導者としての心身を整えて、しっかり選手を見て、日本サッカー界を見て、これからチーム作りをしていきたいなと考えています」
―ハリルホジッチ監督が構築しようとした縦に速いサッカーを引き継ぐのか、違ったスタイルを追求するのか?メンバー選考について、経験がありながらも出場機会を減らしていた香川や岡崎、本田などについて
「(ハリルホジッチ)監督のスタイルというのは、今までの日本のサッカーに足りなかった部分でもあると思います。一対一に強さを求めたり、縦の攻撃に対する推進力を求めたり。
これは今までのA代表だけではなくて、各カテゴリーが世界に行って世界基準を知った上で、少なからずそういうものが足りない上で次のステージに進めなかったという部分をハリルホジッチ監督は世界基準、自らワールドカップに参戦した上で非常に高い…言葉ではデュエル、縦というシンプルなことですけど、実際内容に関しては非常に高度なもので、それを選手たちに強く要求していた。
そのスタイルは間違いなく現状の日本代表チーム、日本のサッカーにとって必要なことではあるとは思います」