編集部T

▼よかった点

海外組と浦和レッズに所属する選手が不在で、なおかつ、山口蛍や杉本健勇が故障していたという理由も重なり、今大会では積極的に新戦力を試せた。

その起用法が正解であったかは疑問が残る部分もあるが、各選手の評価がある程度できた点は大きかったはずだ。今大会の結果を元にハリルホジッチが下した結論は来年3月の欧州遠征で明らかになるだろう。

▼悪かった点

今大会への関心の低さ。国内で開催される日本代表の大会は貴重なはずだが、日本国民、さらにはサッカーファンからの関心度が低かった点は否定できないだろう。

「日本のサッカーファンはJリーグを軽視している」と幾度となく評され、同時に「日本代表戦しか盛り上がらない」 と揶揄されることもあるが、そこに「Jリーグで構成された日本代表には関心が集まらない」という定説が追加された感だ。

監督やチームの不出来を論ずることも重要だが、周囲を取り巻く環境の問題点にも今一度目を向けるべきかもしれない。

編集部I

▼よかった点

右SBのオプション発見。ついに植田直通が代表デビューを飾ったが、そのポジションが右サイドだったのは驚きだった。

さすがに攻撃面では荒さが目立ったが、守備面を含めてやれる目途は立った。W杯メンバー枠を考えても、CBと右SBを兼務できることを示せたのは大きいか。

▼悪かった点

チームとしてはあまりいい側面を見せられなかったこと。急造チームではあったが、全体を通して厳しさのほうが強く感じられたのは悪かった点といえるかもしれない。

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