ホン・ジョンホ

Hong Jeong-ho / 홍정호
国籍:韓国
ポジション:DF
年齢:28歳
所属:江蘇蘇寧 (CHN)

188cmと長身ながらビルドアップ能力に長けた現代型のCB。2013~16年までドイツ1部リーグのアウクスブルクで主力選手としてプレー。これまで前線あるいはサイドの選手が活躍しがちだった韓国の欧州組において、CBとして一定の実績を挙げた。

2016年からは中国スーパーリーグの江蘇蘇寧へ移籍金400万ユーロ(約4億5000万円)で移籍。当初は守備の要として一定の評価を得てこそいたが、クラブの成績低迷とともに出場機会が激減。今秋に浦和レッズが補強に動いたオーストラリア代表DFトレント・セインズベリー(25)とのレギュラー争いに敗れ、現在は前述のビクトル・アジャラ同様“飼い殺し”状態にある。

今夏には広州富力で同様の状況だった韓国代表DFチャン・ヒョンス(26)がFC東京へ移籍。彼も出場機会を求めてJへやって来るかもしれない。CBとしての実力は間違いなくアジアトップクラス。守備の立て直しを図るビッグクラブにとっては格好の補強といえるだろう。

【Jに来るかも知れない度】★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★★★

ヤン・ドンヒョン

Yang Dong-hyun / 양동현
国籍:韓国
ポジション:FW
年齢:31歳
所属:浦項スティーラーズ (KOR)

現在韓国Kリーグ1部で34試合18ゴールと爆発中のベテランストライカー。187cm の長身を生かしたキープ力とヘディング、正確な右足のシュートが持ち味で、主にPA内を主戦場とする。

ユース年代から将来を嘱望され、10代の頃には韓国サッカー協会の計らいでフランスのFCメス、スペインのレアル・バジャドリー・ユースへサッカー留学した経歴を持つ。帰国後も引き続き年代別の韓国代表に選ばれていたが、年を重ねる毎にキャリアは暗転。数年前まではパッとしない出来に終わっていた。

キャリアの転機は蔚山現代に在籍していた2015年。この年に蔚山の監督に就任した韓国人指揮官ユン・ジョンファン氏(44)に抜擢され、レギュラーのFWとして30試合8ゴールと一定の成績を残す。その後移籍した浦項スティーラーズでは絶対的エースとして2シーズン連続で10ゴール以上を達成。今や「遅咲きのストライカー」として韓国国内でも脚光を浴びている。

ヤンに関しては先日韓国メディアにて「セレッソ大阪が獲得に動いている」と報じられた。セレッソには彼の恩師ともいえるユン・ジョンファン氏がおり、移籍の可能性は大いにあるだろう。ただ彼がJリーグでも活躍できるかは正直未知数であることも忘れてはいけない。30歳を超えた中で引き続き好パフォーマンスを維持できるのか。また、敵味方問わずKリーグとは一味も二味も違うJリーグのサッカーの速さに適応できるのか。継続してゴールを量産している選手ではないだけに、活躍にはユン監督を始め周囲のサポートがカギとなる。

【Jに来るかも知れない度】★★★★★
【Jで活躍するかもしれない度】★★★

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