イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、「テクニカルディレクターを務めていたマイケル・エメナロが退任する」と公式発表した。
元ナイジェリア代表DFのエメナロ氏は、2007年のアブラム・グラント体制でチェルシーと契約し、スカウトなどを務めた。
2010年にはアシスタントコーチに就任し、次年度からはテクニカルディレクターとしてアカデミーとトップチームを統括。
選手の移籍に関する動きを取り仕切るなど、クラブの構成に関する重要な役割を任されてきた。
世界的に名を知られた人物ではないにもかかわらずビッグクラブのチェルシーを統括するようになったことから、メディアでは「謎のディレクター」とも。
ユースの育成などでは成功を収めてきたが、このところアントニオ・コンテ監督がエメナロ氏の動きに納得していないという報道もあり、関係の悪化が囁かれていた。
エメナロ氏は「これは非常に難しい決断だったが、自分と家族、クラブにとって正しいものだと確信している」と声明を発表。
コンテ監督も「マイケルがチェルシーを離れることは大変残念だ」とコメントしている。
チェルシーはエメナロの退任からマネージメントの構造を見直す方針であるとのこと。