移籍マーケット最終日で大きな話題となったのは、エヴァートンからの退団が噂されていたロス・バークリーの動きだった。
チェルシーが3500万ポンド(およそ48.28億円)の移籍金を提示し、エヴァートンはそれを受け入れ、バークリーも一時それを了承していたという。
ところが、バークリーがチェルシーのアントニオ・コンテ監督に連絡をとろうとしたところ、電話が繋がらなかったとのこと。
それによって不信感を抱いたバークリーは移籍を拒否することを決め、エヴァートンに戻っていった。
それはここまで報じられていたレポートであるが、『Times』の記事によれば、コンテが電話に出なかった理由は「チェルシー側からの指示」だったという。
アントニオ・コンテ監督はアレックス・オックスレイド=チェンバレンとの交渉において選手と連絡を取っていたという。
そこで、彼は「右サイドでヴィクター・モーゼスとポジションを争うことになる」と伝えたとのこと。
それを聞いたオックスレイド=チェンバレンは、「中央でプレーさせる」と約束してくれたリヴァプールを選び、チェルシーを拒否した。
それを受けてチェルシーは「アントニオ・コンテ監督には交渉に参加させない」ということを決め、連絡を取らせなかったのだという。
チェルシーは最終日にレスターからダニー・ドリンクウォーターを獲得したが、移籍を主導したのはテクニカルディレクターのマイケル・エメナロ、ディレクターのマリーナ・グラノフスカヤ。
ドリンクウォーターの取引に関しては、アントニオ・コンテ監督は一切連絡を取っていないとのこと。