『Corriere della Sera』は13日、「ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は、負けたミランばかり話題になることを嘆いた」と報じた。
日曜日の試合でミランを4-1と破り、大きな勝利をあげたラツィオ。中国資本の下で大型補強を行ったチームを相手に、実力を証明するような試合となった。
しかし、その後の報道の傾向はラツィオのクラウディオ・ロティート会長にとって納得の行かないものだったようだ。
クラウディオ・ロティート
「我々はファントマ(フランスの小説シリーズ。主人公は覆面の怪盗)のようなものだな。隠れ続けて、正しい時に現れると。
月曜日、皆はラツィオの成果ではなく、ミランの崩壊についてばかり語っていたよ。
シモーネ・インザーギ監督はクオリティの高い男だ。彼に賭けたとき、シモーネは既に結果を得られることを確信していた。
彼は『Gazzetta dello Sport』がラツィオをトップ10に入れないと予想したことに不平を言っていたが、私はこう答えた。
『君が過小評価されることは喜ばしいよ。新聞に評価されただけでは勝てやしないさ』
私はそれがよく分かっている。サッカーや政治では私は人気がないからね。ロティートは自律的で独立した男だから、悩んでいるのさ」
「サッカーでは選手やコーチは見つかるが、会長は見つからないものだ。もっとも重要なのは、会長がファンであること。ファンが会長ではいけない。さもなくば、何かが起こるリスクがある。
我々は人々に見せられる力がある。皆の仕事に感謝したい。
シモーネ・インザーギ監督は私が発見した人物だ。彼をユースから昇格させ、それが実を結んだ。人はマジシャンにはなれない。私は周りの人々のために動くことしか出来ない。
スポーツディレクターのイグリ・ターレは、最も有能で腕利きな人間であることを証明したね。私は期待していたよ。
インザーギ監督の将来?今はラツィオと契約を結んでいる。その後は様子を見よう」