これまでになく大きな移籍金が動くことになった今夏のマーケット。
多くの選手が考えられないような移籍金で売り買いされ、各関係者からもそのバブル状態を危惧するコメントも出ている。
そして、その裏にあるのは、サッカー界に大きな影響力を持っている「スーパーエージェント」の存在だと言われる。
この数年大きな話題を集め続けたのは、イタリア人代理人のミーノ・ライオラ氏だ。
今夏のマーケットでロメル・ルカクをマンチェスター・ユナイテッドへ移籍させると共に、顧客にマルコ・ヴェッラッティを加えてきた。
ついに2億ポンド…マンチェスターUの「ライオラFC」っぷりがスゴイ https://t.co/hFML8XnMvU
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年7月7日
また、一時期「世界一の代理人」と有名だったジョルジュ・メンデス氏は、ベルナルド・シウヴァをマンチェスター・シティへ、ハメス・ロドリゲスをバイエルン・ミュンヘンに移籍させた。
加えて、イングランド2部のウォルヴァーハンプトンとの関係を強めており、ヌーノ監督、エウデル・コスタ、イヴァン・カヴァレイロ、ディオゴ・ジョタ、ロデリック、ルーベン・ネヴェスを送り込んでいる。
神童ネヴェス、2部クラブへ「記録的」移籍!だが内情が怪しすぎる… https://t.co/G5n9rMQLYr
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年7月9日
そして、「ルールの穴をつくプロ」として知られるイスラエル人代理人ピニ・ザハーヴィは、ネイマールをPSGに移籍させた上、手数料として3600万ユーロ(およそ46.7億円)を手にしたという。
さらにマーケットの最後に暗躍しているのが、フィリペ・コウチーニョを担当しているイラン人代理人キア・ジューラブシャンである。
彼は現在リヴァプールからバルセロナへフィリペ・コウチーニョを移籍させようとしていると言われる。
また、彼は広州恒大のブラジル代表MFパウリーニョの代理人でもあり、彼もバルセロナへ移籍させようとしているとのことだ。
このところのマーケットでは代理人の名前がメディアを賑わせることも少なくない。彼らの力がどれだけ影響を与えているかは不明だが、かなりのお金が流れていることだけは確かだ。