『BBC』は16日、「6カ国がカタールW杯をボイコットするという報道は、フェイク・ニュースだった」と報じた。

先日大きく伝えられたワールドカップのボイコット問題。スイスの『The Local』がそれを掲載したとされていた。

サウジアラビア、イエメン、モーリタニア、UAE、バーレーン、エジプトの6カ国が、FIFAに対して「カタールからW杯の開催権を没収するべし」と要求したというものだった。

その記事によれば、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は「テロ組織の基盤を持つ国で開催することで選手やファンの安全を脅かされる可能性があると指摘された」と話したとのこと。

ところが、この記事は後に大きな問題となった。

FIFAはこれらのニュースを否定し、アラブ諸国からはいかなる連絡も受け取ってはいないと指摘。

また、その『The Local』も記事の内容を否定。「これはコピーキャット・ウェブサイトによるもの」と声明を発表したのだ。

コピーキャットとは、外見をそっくりそのまま似せて作られたサイトのこと。偽ニュースが載った『The Local』は、ハワイに登録されたものだったという。

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