『The Day』は22日、「アフリカサッカー連盟(CAF)は、エジプトのクラブが放送局BeIN Sportを閉め出したことに警告した」と報じた。
先日大きな話題になった中東諸国の断交問題は、未だ多くの衝突を作り出している状況にある。
今週行われたCAFチャンピオンズリーグのアル・アハリ対WACカサブランカの試合では、直前の記者会見で揉め事があった。
放映権を持っているBeIN Sportの記者が会見に出席していることに、アル・アハリのホッサム・アル・バダリー監督が怒りを見せた。
カタールと断交しているエジプトは、BeIN Sport(カタールの放送局)の人物が試合を見ることや会見に出席することを禁止している。
そのためにボイコットも示唆したアル・バダリー監督は、最終的には会見を最後まで行ったものの、BeIN Sportの記者やマイクの位置に対しても激しく批判している。
これらの行動に対し、政治的な中立を維持しなければならないCAFは、エジプトから出場しているアル・アハリとザマレクに対して警告を送ったとのこと。
アハマド・アハマド会長からは「このような行動はスポーツ的ではない」という声明が発されており、政治的な行為があることに懸念を表明した。
放送局の存在だけでこれだけの衝突になるということは、カタールでW杯が開かれた時にはどうなるのか…。