『Calciomercato』など各メディアは、「パレルモ、そして会長を務めているマウリツィオ・ザンパリーニ氏が家宅捜索された」と報じた。
今年大きな問題が立て続けに発生しているパレルモ。イタリア系アメリカ人のポール・バカグリーニ氏がクラブを買収することが決まっていたが、先日それが崩壊した。
バカグリーニらのグループとの契約は2月に締結されたが、今月マウリツィオ・ザンパリーニ会長が「交渉は終わった」と宣言した。
その理由は資金が到着しなかったことだと発表されており、バカグリーニ氏の側は投資のプロジェクト自体が認められなかったことを明かしている。
会長に就任していたバカグリーニ氏らグループは全て辞任しており、ザンパリーニ氏が職に戻ることとなっていた。
紆余曲折あったクラブはさらに今回、不正会計、横領、マネーロンダリングの疑いで警察の捜査を受けることになったという。
パレルモ本部の他、グループ・ザンパリーニの事務局、そしてマウリツィオ・ザンパリーニ氏の自宅が捜索されたとのことだ。
これを受けて、ザンパリーニ氏は以下のように話し、セリエBの戦いを控えているにもかかわらずもう補強をする気はないと宣言したという。
マウリツィオ・ザンパリーニ
「私はイタリアのサッカー界で最も正直な人間の1人だ。
今移籍マーケットをブロックしている。パレルモのことはもう気にしない。すでにいる選手と、ユースの選手でプレーするよ。
不正会計?神に誓って、絶対に何もしていない」