先週末に行われたJ1の上位対決、柏レイソル対鹿島アントラーズ戦。
試合は2-3という打ち合いの末鹿島が敵地で勝利し、柏を首位から引きずり下ろした。
そんなこの一戦は豪快なゴールがいくつか生まれたのだが、なかでもお見事だったのは1-1で迎えた56分に永木亮太が決めたこの一撃!
ゴールまで25mはあろうかという距離から、インスイングの強いボールを蹴った永木。
角度が角度だけに味方選手に合わせてくるかに思われたのだが、ゴールエリアの近辺でボールはグイッと曲がる!するとそのままトップコーナーに吸い込まれ、これが直接ゴールとなった。
ピッチにいた誰もが騙され、日本代表に選出されたGK中村航輔をしても防げず…。ポジショニングに若干問題があったとは言え、それでもあれだけ大きく曲がってくれば止めるのは難しかったかもしれない。
試合後、この得点について「狙ってないです」とコメント。
また、「GKと相手のDFの間を狙ったんですけど、蹴った瞬間に風が多分吹いて、その風に乗ってうまく入ったんじゃないかと思います」と話しており、練習の時から言われていた「ポイントに入る選手のところに落とす感じ」を意識したのが吉と出たという。
永木にとって、これが鹿島移籍後のJリーグで初得点。湘南ベルマーレ時代は直接フリーキックからゴールも奪っていたが、永木と言えばどちらかというストレート系の印象が強い。
2002年のワールドカップ、ブラジル対イングランド戦でロナウジーニョが決めたあのフリーキックを思い出させるような意表をついた得点だった。